2011年02月28日

明日3/1(火)湯浅学アナログ鑑賞会がアップリンクで

 1974年にアフリカは旧ザイールのキンシャサで行われた音楽イベント「ザイール74」。ジェームス・ブラウン、BBキング、ファニア・オール・スターズ、スピナーズ、ビル・ウィザースなどが出演したコンサートの模様を収めた映像は長らくお蔵入りとなっていましたが、2008年にドキュメンタリー映画として制作され、昨年日本でも公開されました。そして今週金曜、未収録映像をプラスしたDVDが発売!
 DVD化を記念して明日から三日間、渋谷のアップリンクで関連イベントが開催されます。明日3/1火曜日は湯浅学さんの「アナログ鑑賞会」! 映画にちなんだアナログの数々をかけまくります!

 この映画、全体としてはドキュメンタリーで、コンサートのパートは思ったほど多くないのですが、74年のJBがアフリカで歌っている姿を拝めるだけでもうたまりません!

 明日のイベントも、おそらくJBのアナログ中心にかけまくるのではないかと思います。
 ところでJBといえばアフリカやカリブのミュージシャンたちにも多大な影響を与えているわけですが、それではそうした国々でJBがどのようなかたちで聴かれていたか、具体的にいうと例えばJBのジャマイカ盤はどういう音なのか気になって調べたらジャマイカでもものすごい数リリースされてるんですね。JBのみならすボビー・バードからフレッド・ウェズリーからリン・コリンズまでジャマイカ盤で。音を聴いてみたらこれまた独自なんです! ジャマイカ盤でJBを聴いた後に例えばこれを聴いてみるとすごい納得!

 JBのジャマイカ盤〜カリブのファンクと聴いていくと、例えば↓このへんの独特のファンク風味がどこから来ているのか腑に落ちた気がして目からウロコなのでした。

 JBのジャマイカ盤もいずれ湯浅さんがイベントでかけることになると思います。あ、それからビートルズのアナログ本も進めてます。最近「ビートルズのインド盤は音がイイらしい」とか話題になっているようなのでまたちょっと最新研究に基づいた情報を(笑)。一部例外もあるものの、アルバムは大体UKマザーを使っているのは以前書いた通りですが、独自カッティングのシングルでインド盤ならではのガチャガチャした音が楽しめるのもなかなかです。例えばHelp!/I'm DownのUK盤シングルの音は眠いですが、インド盤はウルサい(笑)。でもインド盤の音の方が曲調に合ってる気がします。こういうのを聴くと「インド人はビートルズをよくわかってる」と思いますねぇ。
 その他ビートルズアナログ情報としては、90年代のプレス、およびドイツ盤の一部にはDMMカッティングがあることは知られていますが、どうも80年代半ばのドイツ盤にはジャケにもレーベルにもなんの表記もないDMMがあるようです。実際に音を聴いてみるとすぐわかるのですが。進行中のアナログ本にはそういった情報も全て盛り込む予定です。これまであまり深く追究されてこなかったジャンルだけに日々発見の連続で終わりはないのですが、少なくともアナログを楽しむ上で新たな視点を提供するような「途中経過報告」にはできそうです。
 それから湯浅さん、スペリオールで連載「ライク・ア・ローリング・カセット」も始まりました。インタビュアーとして著名人にカセットと音楽について聞くこの企画、第一回目は衣笠祥雄さん。こちらも必読です。(浅)
posted by 青林工藝舎 at 12:40| イベント