2011年01月06日

AX英語版、米PW批評家投票に選出される!

 アメリカの出版界に大きな影響力を持つPublishers Weekly(PW)で、その年に発売された本をPWのレギュラーレビュアーが選ぶ「Critics Poll」という恒例企画があります。去年一年間にアメリカで発売されたコミックス(マンガに限りません)の中でこれはと思うものに各レビュアーが投票して、その結果を発表するというものです。一昨日発表されたこのCritics Pollで、アックス英語版が3票獲得!一位のクリス・ウェア「Acme Novelty Library #20」が4票ですからアックスは二位! 今回、票が割れたということで高得票がほとんどないんですが、その中でもアックスがひときわ目立ってます!レビューの内容はというと、「日本のメジャーマンガよりアメリカのインディーコミックスに近い、日本で高く評価されているオルタナマンガ誌から33人のアーティストを収録。日本マンガの新たな扉を開いた」とあります。他に3票獲得の作品はというとDCの「バットウーマン」とかダン・クロウズ、チャールズ・バーンズとかのPresspopおなじみの作家ばかり。2票獲得作品には萩尾望都先生をはじめマンガもたくさん登場してますが、アックス、それより上!? え? いいんですか!? アックスが日本でそんなに「評価されている」かどうかは知りませんが、いやー恐縮です。新年早々幸先イイネ!! 「金はないけど俺んとこへ来い!」という植木等の歌が聞こえてきそうな景気の良さ(いや、良くないんですが)です!
 あと実はこのアックス英語版、高い評価を得ている一方で、「いいのも多いけど、下品すぎてまったく下らないモノや男性権威主義的なものもセレクトされているのがまったく理解できない」というバッシングも次々と起こっております。「ショッキングなものを狙ったのかも知れないけど全然ショックじゃない。ただただ下らん」とか……(笑)。あのね、君たちは石原都知事かね! もっともそういうネガティヴ評価も想定した上でやってるので全然OKですよ! キレイなものと「汚い」ものが同居してこそのオルタナです。意図的にどっちかを選択するなんてことをしたらこれまで綿々と続いてきた人類のオゲレツな営みに対して申し訳ない! 「バカじゃないの?」って? バカで結構! 第二巻では一巻目を超えるようなどんな下品な作品を放り込んでみようかと現在あれこれ思案中です。(浅)
posted by 青林工藝舎 at 18:37| 海外版