2015年03月10日

アナログに惹かれる。−−根本敬最後のレコジャケ展〜日仏交流特殊本フェア「出版芸術集団ル・デルニエ・クリのシルク印刷本」

 8日。夕方、3/5からスタートした両国RRRの「根本敬レコードジャケット画 – 作品集出版前『最後』の展示」へ。最終日にようやく見に行けました。
 1月半ばより弊社の作業部屋に通い詰め、コツコツと仕上げてきたレコードジャケットがほとんど売れていてなによりです。2014年2月を皮切りに、数回にわたって開催されてきたレコジャケ展も今回をもってひとまず終了。近日東京キララ社より画集が刊行される予定とのこと。どうぞご期待下さい!

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◎写真は展示の模様です。写真撮るのがド下手なため、ボンヤリしててよく分からないと思いますが、画集が刊行されたらじっくりご堪能下さいませ。

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今回は空手バカボン「孤島の檻」のセルフカバーまで!


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左から、クロージングイベントにDJで出演の湯浅学さんと根本さん。湯浅さんの手がたくさん…。なお当夜のアフターイベントでは、名古屋での物販を終えたその足で駆けつけたキララ社社長・中村保夫さんのDJ、岸野雄一さんと根本さんのユニット“舞いWAY”もありました!

 さて話変わりまして。今週末13日の金曜日から、ブックギャラリーポポタムにてマルセイユの出版芸術集団“ル・デルニエ・クリ”のアート本フェアを開催します。当フェアは昨年10月〜今年3月まで、南仏はマルセイユとセットの2箇所で開催された展覧会「MANGARO/HETA-UMA」展のスピンオフ企画。過激かつ刺激的なシルクスクリーンとオフセット印刷による特殊書籍が日仏アンダーグラウンド出版友好価格にて若干ですがお買得でお求め頂けます。また、記念トークイベントを3/14(土)19時より行います。ゲストに「MANGARO/HETA-UMA」展の日本側キュレーターを務めたタコシェの中山亜弓さん、出品作家の早川モトヒロさん、市場大介さんをお招きして“ル・デルニエ・クリ”の活動および展覧会裏話などをお話し頂きます。ぜひポポタムにご来店下さい!

◎日仏交流特殊本フェア「出版芸術集団ル・デルニエ・クリのシルク印刷本」
日時/3月13日(金)〜3月31日(火)12〜19時(金曜は20時まで。水・木休み)入場無料
場所/ブックギャラリーポポタム shopスペース
東京都豊島区西池袋2-15-17
03-5952-0114(電話のみ)
http://popotame.net
☆記念トークイベント
日時/3月14日(土)19時〜21時
ゲスト/中山亜弓(Taco-che)、早川モトヒロ、市場大介
参加費/千円(定員20名)
予約/ポポタム(03-5952-0114 popotame@kiwi.ne.jp)

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「MANGARO/HETA-UMA展」のカタログ(制作:ル・デルニエ・クリ)。展示作品、会場、メイキングの模様から、都築響一氏のレポート、中ザワヒデキ氏のヘタうま論などを収録。頁を開くとまるで体臭のような?インクの匂いを発しています。タコシェでお取り扱い中。

 と、アナログづいた催しが続いていますが、ポポタムの大林えり子さんからフェアの打ち合わせの時に伺った話では、最近シルクスクリーンの機材を購入して風合いのある少部数印刷物を自らの手で制作する若手作家が増えてきているんだとか。
 そういえば、現在ツイッターで発表している140字小説を名刺サイズのカードに活版印刷したミニ作品集を作ったり、刺繍作家やイラストレーターとのコラボによる特装版活版カードを手掛けるなど、手の込んだ“本のようなモノ”を制作されている小説家・詩人のほしおさなえさんと2月に西荻窪のFALLで開催された「第一回 手仕事展 トオイオト」で久方ぶりにお会いした際、ただ印刷製本しただけの本は電子書籍と味気なさにおいてあまり変わらないのでは、というようなお話をされていて、なるほど…と思ったのを思い出しました。

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ほしおさんの140字小説活版カード「鳥のいる風景」。鳥にまつわる140字小説が8種類封入されています。詳しくはコチラで→http://hoshiosanae.jimdo.com/

 デジタルにはそれなりの利便性があるけれど(今さら版下を手で引くってなってもむちゃくちゃ困る)、やっぱり作り手の気配を感じられるアナログ的なモノに惹かれます。“ル・デルニエ・クリ”の活動に少しでも興味を持たれましたらぜひポポタムに足を運び現物をお手にとってご覧下さい!(高市)

posted by 青林工藝舎 at 12:00| 日記